モルテンさんから病院・施設用車椅子、Wheelyの勉強会を行ってもらいました。シンプルなデザインであり、使用している素材により清掃がしやすいと思われます。患者様の姿勢に合わせることが可能ですが、座高の調整はできず、サイズのバリエーションも少ないため、特定の体格の患者様への使用が想定されるかと思います。勉強会の際に、シーティングチームで情報共有できるようにメンバーが集まり、操作方法を教えて頂きました。
チームの皆で、患者様に使用していきたいと思います。
2回目の呼吸ケアチーム勉強会を開催しました。
「酸塩基平衡の理解と呼吸不全の病態を把握する」をテーマに開催しました。
「明日から使える歩行分析」をテーマに実施しました。
今回は前額面上で観察される特徴的な歩行を提示し、そこから足部に対するアプローチを検討していく事を中心に実施しました。
次回は、矢状面上で観察される特徴的な歩行に対する足部へのアプローチを検討できればと考えています。
2020年12月19日に第7回動作分析勉強会を開催しました。
今回はトイレ動作についてディスカッションを行いました。
○円背の方のトイレ動作
・下方リーチで後方にバランスを崩す患者の場合、股関節、膝関節の屈曲、足関節背屈の可動域や能力の確認をする
・対称性の動作となるので、非対称性に動けるかの評価や訓練を行う
・脊柱に関らず、股関節の可動域の低下している可能性もあるので確認、治療する
・戦略の評価も行い環境調整に活かす
○片麻痺の方のトイレ動作
・発症からどの程度か、退院までどの程度かを勘案して動作訓練、環境調整、代償動作の獲得を考える
・まず非麻痺側下肢で立位をとれているかを評価する
・立ち上がり時上肢の引き込みが不可欠だったとしても車椅子をつける位置を調整し、麻痺側の連合反応が少ない位置を探す
・対側骨盤へのリーチではリーチに対して骨盤が逃げないよう股関節、体幹の評価・治療が重要
○立位で非麻痺側の骨盤が開いてしまう現象(股関節屈曲と反張膝)に対する治療
・お尻歩き
・背臥位で股関節・膝関節90°で左右の骨盤を交互に挙上
・腹臥位でカエルの脚のような運動
・背臥位で片脚ブリッジ
・ニーディング
・立位麻痺側スタンスで非麻痺側を低い段差にのせる
・立位で非麻痺側手を挙上、壁を触りながら体幹回旋
・四つ這いから横座り
・横座りで骨盤挙上
個々の介入手段やその目的なども共有することが出来た良い勉強会となりました。